MIJS島根ワークショップ ◆パネルディスカッション2◆ 「AI時代にRubyはどう進化するか?~言...

MIJS島根ワークショップ
◆パネルディスカッション2◆
「AI時代にRubyはどう進化するか?~言語の未来と開発者の選択~」
▽パネリスト
一般財団法人Rubyアソシエーション理事長 まつもと ゆきひ  ろ 氏
株式会社NTTデータイントラマート 代表取締役社長 中山 義人
▽モデレータ
株式会社インプレス 編集主幹 兼 IT Leadersプロデューサー 田口 潤 氏
ーーー要約ーーー
AI時代におけるRubyの進化は、大規模な仕様変更ではなく、性能向上とツールの充実を中心とした“静かな最適化”になる。Rubyはもともと読みやすく、自然言語に近い構文やDSL表現に優れ、AIが生成しやすく人がレビューしやすい特性を持つため、AI主導の開発フローと高い相性を備えている。AIがコードを書く一方で人間はレビューと判断が中心となり、言語に求められるのは「簡潔で読みやすく、意図が伝わること」であり、Rubyはその点で強みを発揮する。さらに、Railsを中心とした豊富な資産はAIの学習データとして優位であり、品質の高いコードを提供し続けることが将来の競争力に直結する。コミュニティ維持には継続的な改善が不可欠だが、RubyはAI時代においても“安心して使える実務言語”として価値を保ち、静かに進化し続けると考えられる。

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